昨年暮れに新潟県糸魚川の延焼火災が発生してしまったことは記憶に新しいことと思います。
住宅密集地に加えて当時は全国的の大風が吹いていてそのせいで延焼した建物が150棟近くに被害が広がってしまいました。
他市ですが埼玉県さいたま市では、防災の施策として準防火地域の指定区域を拡大するそうです。
下記はさいたま市の指定される地域の地図
昨年8月の決定事項で糸魚川火災とは関係ありませんが、地図で見ると結構な広い範囲が指定となるようです。
我々工務店が扱う新築住宅を建てる際にはこの”準防火地域”は影響しますが、窓や玄関ドアを防火戸にしたり屋根や外壁も防火構造仕様にしなければなりません。
東京都内なども助成金など出して住宅密集地の建物を防火仕様の建物にしようというふうに促していますね。
現在の物差しで考えると当然の傾向だとは思いますが、整備されるまでは何十年とかかるでしょう。
安全で安心な暮らしをしていく為には大切な取り決めですが、さいたま市以外でも住宅密集地がある市町村ではこのような動きが広がっていくのではないでしょうか?
ただし、既存住宅にお住まいの方がただちに改修工事が必要になるわけではありません。