丹澤工務店の採用する断熱パネル。この断熱パネルは地震にも極めて強いことが耐震実験において実証されました。実験では実物大の建物にさまざまな振動を与え、断熱パネルを使用した場合と使用しない場合での、建物に現れる影響の違いを比較。その結果、阪神・淡路大震災を再現した振動や、実験用に作られたさらに強い振動を与えても、ほとんど影響がなかったのに対し、この断熱パネルを用いない建物は構造体に大きな亀裂が生じるなど著しい損傷が見られました。
断熱性・気密性の高い硬質ウレタンと木枠パネルを一体成形したウレタン断熱パネルを建物の躯体に組み込むことにより、壁構造そのものになっています。そのため、一般の工法より強い剛性を備えた建物ができあがります。力学的強度を比較してみると、一般の軸組工法の強度を表す壁倍率は2.0であるのに対し、丹澤工務店の採用しているFP軸組工法の壁倍率は3.4。すなわち1.7倍もの壁組強度(応力=物体内部の抵抗力)を誇っています。このようにFP軸組工法の筋交い付パネルは、構造体を担う耐力壁としての強さが認められ、国土交通省の大臣認定を取得しています。
いつまでも安心して生活し、地震などの天災から大切なご家族を守るためにも、丹澤工務店では必ず地盤調査・環境調査を行っています。軟弱な地盤では、建物全体が均一に沈む「地盤沈下」や、軟弱な場所が部分的に沈む「不同沈下」を招きます。土地の四隅と中心の計5ヶ所以上で調査を行い、時には、補強することにより、建物の歪みなどの構造的な問題を検討し、不同沈下(傾いた地盤沈下)を未然に防ぎます。
ボーリング調査
スウェーデン式サウンディング試験
基礎は、最も強いベタ基礎工法を採用。ベタ基礎は基礎部分と地面全体に鉄筋を張巡らせ、さらにコンクリートで全体を覆うため、不同沈下が起きにくいのです。丹澤工務店では、あとから修繕できない基礎が一番大事という考えから、入念な地盤調査のうえに、この一番強い工法を採用しています。
基礎と土台をしっかりと固定するために「アンカーボルト」でしっかりと固定。また、構造体をより強固に支えるため、「ホールダウン金物」で四隅を頑丈に固定します。こうした補強によって基礎と構造体が一体となり、優れた耐震性を発揮します。
床は、壁とともに住宅の大切な部分です。また、床下からの冷気や湿気の進入を防ぐという重要な役割もあります。さらに私たち日本人は靴をはかずに生活するため、直接足に触れる床は健康にも大きな影響を与えるといわれています。十分な強度や耐久性はもとより、自然のぬくもり、肌触りの良い質感など、ハード・ソフト両面でで高品質であることが、良い床の条件と言えます。
床にはウレタン断熱床パネルを敷き詰めます。硬質ウレタンによる断熱パネルは、重さによりたわんだり、だるみが出ることがほとんど無いため、断熱性が劣化することもほとんどありません。また、敷き込み後に気密テープで隙間をふさぎ、床下からの冷気の進入を抑えます。
足の裏には、多くのつぼが集中し、体調や健康に与える影響が大きいと言われています。また、足の裏から感じる暖かさ、冷たさはストレスの原因にもなっています。体で快適さを感じるには、「床」を1年中自然なぬくもりに保つことが大切です。
構造材の傷みやダニやカビの発生を防ぐために、、湿気などが発生しないよう床下は常に通風を確保します。
壁は、柱、間柱(まばしら)、筋かい、断熱材、外装材、その他面材などで構成されています。当社は、そこに水発泡硬質ウレタンフォームを注入し、一体成形した硬質ウレタン断熱パネルを柱の間に組み込みます。その断熱パネルは、断熱材としてだけではなく、地震や台風など外部の力から家を守る構造材としての役割を果たしています。
さらに、外壁側には通気層を設け、外壁の下端より外気を取り入れて、小屋裏や棟換気へ通気させ、外壁内の湿気を外部へ排出します。これにより、柱など木造部分の腐朽を防止します。
構造柱が立ち上がった段階で、断熱パネルを組み入れる作業を行います。
耐熱パネルの精度は高く、現場で組み込みをしてもほとんど隙間はできません。
組み込み後に気密テープを張って仕上げます。
屋根には、雨露の浸入を防ぐための防水性能と、長期間に渡り、その性能や形状や保持していくための耐風性、耐震性、耐候性といった耐久性能が必要です。また、内部空間の居住性に関わる断熱性や遮音性といった性能、都市環境では特に防火性能なども重要となります。
真夏の直射日光による太陽熱は、最上階の天井裏で断熱されるのが従来の方法でした。これに対して、屋根面そのものに遮熱シートとウレタン断熱パネルを組み合わせ、その複合効果で屋根の築熱を大幅にカットしています。これにより、従来はデッドスペースだらけだった小屋裏空間も居住空間としてフルに活用することが可能となり、ロフトや大きな吹き抜け、傾斜天井など、自由で快適な空間設計が可能です。
遮断パネルは垂木(たるき)と一体形成されます。
断熱パネルの固定後、野路板と葺き材を張り、その上が屋根材となります。
家を建てる前に第三者である地盤調査会社が地盤の調査を行います。
ウレタン断熱パネルの断熱素材は、硬質ポリウレタンフォームと、その網の目に包まれた小さな独立気泡の集合体。このため、湿気の侵入をほぼ完全にシャットアウトできます。経年変化も性能劣化も少ない交代急の証として、ウレタン断熱パネルの素材内部について30年のむ結露を保証しています。
当社では、独自の施工検査チェック項目をもとに、着工時から工事完了時までに、きめ細かい工事検査を実施しています。また、施主様にもご確認していただいた上でお引渡しをいたします。
生活しているうえでは、臭いや湿気が発生します。快適な環境を維持するためには、計画的な換気を行わなければなりません。当社では、住宅完成時に全棟風量測定を行い、換気機能が正常に機能しているかどうかを検査してから、お引渡ししております。これは、ご家族がいつまでも健康で快適に暮らして頂くための、大切な検査の一つです。
住宅の気密性は、建物、間取り、設計などの条件がそれぞれ異なるため1棟ごとに実測しなければなりません。気密性は、隙間相当面積(C値)と呼ばれるものであらわします。これは、床面積1㎡当たりにつき、どれくらいの隙間があるかという事で、数値が小さいほど隙間がなく性能の良い住宅といえます。当社のつくる住まいは、国が定めた次世代省エネ基準をクリアした、高気密性能となっております。
熱損失係数はQ値と呼ばれるもので表します。わかりやすく言うと、建物が以外に1度の温度差があると仮定したときに、建物から逃げていく総熱量を床面積で割った数値のことです。このQ値が低いほど冷暖房効率が良く高性能な住宅となります。当社のつくる住まいは、全国どの地域でも次世代省エネ基準以下という、高断熱性が実証されています。